SEVチャリティ走行会2019
@筑波サーキット コース2000
出場選手:大庭院長・松村浩之選手・湧田選手・浅井選手
参戦車両:ルノー ルーテシア・メガーヌ
前回大会から約1か月半。8月ということもあり、ジリジリと暑い陽がさす中、筑波サーキットに着いた。マル耐よりやや本格的なレースということもあり、SuperGTでも活躍している選手もちらほら。
今回このレースへの参戦を決めた理由はズバリ月末のタイで行われる耐久レースを見越してである。この真夏に5時間の耐久レース…タイの気温を考えれば、トレーニングにはもってこいのシチュエーションとなる。ただ無論、勝利を目指して予選へ挑む。
今回の出場選手は前回同様の4名。SEV耐の予選はフリー走行中のベストラップによって決まる為、効率よくドライバーチェンジをしないといけない。
最初にアタックしたのはG.C.R.Tサポートドライバーの一人の松村浩之選手。様々なクラスの車が混走する中、順調にアタックを続ける。浅井選手、湧田選手。大庭選手の順に交替。今回メインで使用した車両はメガーヌ。左ハンドルでHパターンの完全マニュアル車。タイのレースが86(マニュアル車)ということもあり、大庭院長としては最高の練習となる。シミュレーターでの事前練習、また昨年もマニュアル車でのレースに参戦していたことから、久々の筑波サーキットも問題なく周回を重ね松村選手に次ぐタイムでフィニッシュ。
前述のようにプロドライバーなどおり、予選結果は中位にはとどまってしまったが、マル耐同様トラブルなしで走り切ればよい結果も見えてくる。
決勝の時間になると、SEV耐ならではの光景が一つ見られる。それはスターティンググリッドまで全員で車を押していくという中々見られないもの。これにはレギュレーション上の理由があり、スタート時のガソリンの給油量が一律で決まっているので、エンジンをかけて消費することが無い様、少しでも稼ぐという、いかにも日本人の作戦である。
いざスタート!前回同様、順調に松村選手が周回を重ね、順位を上げていき“さぁこれからだ!”と思ったその時、悲痛の無線が…「ブレーキの利きが悪い」
予想以上の気温の中でのレースに車が耐えられずマシントラブルで一時離脱。この瞬間、正直リタイアも考えましたが、大会参戦のもう一つの理由もあるので、必死に山口・影山両整備士がマシンの修復にとりかかります。その間、特別にルーテシアで走行を重ねレースにもどりチェッカー。残念ながら、結果は残せませんでしたが、過酷な条件を実際に肌で感じられた貴重な体験・参戦となりました。リベンジの舞台はタイ・バンセン!